墓じまい

梅雨本番で雨の日が続いておりましたが、なんだか梅雨も明けてこのまま夏に突入するんではないかというお天気になってまいりました。

と、そんなに甘くはないでしょうね。 まだまだ、梅雨が続くんでしょうか・・・。 毎日、天気予報とにらめっこする毎日です。

さて本日は、平成の初め頃に建てられたお墓を、ご主人が亡くなられ、奥様も高齢になられ、嫁いでおられる娘さんもなかなか実家のお墓までも守っていくのは難しいという事で

墓じまいをされ、お寺様の永代墓にお骨をお納めになって末永くお祀りされるお宅の、お墓の魂抜きに立ち会わさせて頂きました。

ご家族の皆様が立会われる中、住職の読経のもと皆様が焼香をされ閉眼供養が行われました。 雨の中でしたので、テントを張らせて頂き、焼香台と焼香盆も弊社で準備させて頂きました。

お性根抜きが済んだ後、お墓からお骨を取り出させて頂き、その後お寺様の永代供養墓に納骨されました。

以前は、私自身墓じまいに関して、もの凄く抵抗がありました。 自分が建てさせて頂いたお墓を、いくらお客様のご要望とはいえ、解体し撤去してしまうことに疑問を感じ、建てられた方のお気持ちを思うと、もっと他の方法はないのだろうかと思っていました。

しかしある時、テレビか何かで『墓じまいすることは悪いのか?』という事について話をしていて、ある参加者が、『もちろん、お墓を守ってきちっとお祀りしていく事が良いことであるのは間違いないが、その時その時の自分の状態にあった祀り方をしていく事に何ら問題はない。 最も悪いのは、無関心である。』と言っていたことに、その通りだと思いました。

私たちは職業上、いろんなお墓を見る機会がありますが、どんなに素晴らしいお墓でも誰もお参りの方が来られず、草が生え放題でほったらかしのお墓を見ると、『お祀りされている方は、寂しいだろうな』と感じてしまいます。

それなら一旦墓じまいをして、新たな場所できちんとお祀りしてあげることが、亡くなられた方にとっても幸せではないかと思うようになりました。

確かに、先祖のお墓を守ってきっちりお祀りしていく事がベストだとは思いますが、住まいが遠方になったり、高齢になられたりと様々な理由でお墓の維持管理が難しくなっていく事はあると思います。

決して墓じまいを推奨するわけではありませんが、自分に応じた形でご先祖様をお祀りしていく事は悪いことではないと思います。

お墓のことでお悩みの方は、一人で悩まず、一度、弊社に相談してみてください。

それでは今日はこの辺で失礼します。 ^_^